定額手数料でネット証券会社を比較
定額手数料とは、取引回数にかかわらず、1日の約定金額の合計で決まる手数料体系のことです。
1約定ごとに決まる手数料体系の場合、その都度かかる手数料は少ないものの、取引回数が多ければ多いほどコストがかさむというデメリットがありました。
その点、定額手数料の場合、1日の約定金額の合計によって手数料が算出されるため、決められた範囲内なら何度取引を行っても手数料は一律となります。
そのため、1日の取引回数が多いデイトレーダーの方は、定額手数料を利用した方がお得になる可能性が高いと言えるでしょう。
ただ、定額手数料はほとんどのネット証券会社が採用していますが、中には対応していない証券会社もあるので注意が必要です。
定額手数料の比較表
ネット証券会社 | 取引金額別の手数料 | ||||
---|---|---|---|---|---|
10万円 | 50万円 | 100万円 | 300万円 | 500万円 | |
楽天証券 |
463円 |
463円 |
926円 |
2160円 |
5400円 |
マネックス証券 |
2625円 |
2625円 |
2625円 |
2625円 |
5250円 |
SBI証券 |
100円 |
500円 |
900円 |
1740円 |
2580円 |
クリック証券 |
230円 |
430円 |
860円 |
1660円 |
2460円 |
アイディーオー証券 |
420円 |
420円 |
630円 |
1470円 |
2310円 |
岡三オンライン証券 |
100円 |
400円 |
800円 |
1600円 |
2400円 |
松井証券 |
0円 |
525円 |
1050円 |
3150円 |
5250円 |
内藤証券 |
190円 |
439円 |
790円 |
1630円 |
2470円 |
リテラ・クレア証券 |
210円 |
525円 |
945円 |
2520円 |
3150円 |
カブドットコム証券 |
-(定額手数料の取扱なし) |
||||
むさし証券 |
1260円 |
1260円 |
1260円 |
1260円 |
2520円 |
証券ジャパン |
1575円 |
1575円 |
1575円 |
1575円 |
3150円 |
定額手数料の違い
定額手数料は1日の取引回数が多い方向けの手数料体系ですが、1約定ごとの取引手数料体系同様、取引金額ごとに手数料の設定が異なっているのがわかります。
初心者の方や、手持ち資金の少ない方には、10万円以下までなら何度取引しても手数料が0円となる『松井証券』がおすすめです。
一方、1日の約定合計が大きい方は、100万円以上の取引手数料において他社をしのいでいる『アイディーオー証券』がお得となっています。
ただ、手数料の計算がいちいち面倒という方は、300万円まで一律手数料の『マネックス証券』や『むさし証券』『証券ジャパン』を選んでみるのもひとつの方法です。